筋肉が硬くなる過程と鍼が及ぼす作用

筋肉は一気に硬くなり、痛みを発生させるわけではありません。

ほとんどの場合、最初はちょっとした筋肉のコリを感じるくらいです。

しかしここで放置すると、筋肉は「痛みの悪循環」に入り、どんどん硬くなってしまいます。

今回は、筋肉がどのようにして硬くなっていくのか、そして鍼が体に及ぼす作用についてお話しようかと思います。

痛みの悪循環

筋肉は段階を経て徐々に硬く収縮していきます。

筋肉が硬くなる過程

筋肉が硬くなる過程は大きく分けて5つにわけることができ、

①長時間の作業などで一時的に筋肉が硬くなり、痛みが発生する

②痛みに対する筋肉の防衛反応で、さらに筋肉が収縮なる

③硬くなった筋肉により筋肉内を走っている神経が圧迫される
  +筋肉内を走っている血管も圧迫されて血流が悪くなる

④神経が異常に圧迫されると痛みの信号を発生させる
 +血流悪化による酸素不足となり、疲労物質や発痛物質が筋肉内にたまると神経を刺激して痛みの信号発生

⑤痛みの信号により筋肉がさらに硬く収縮する

筋肉のコリを放置すると、上の①~⑤を繰り返し、どんどん硬くなってしまう「痛みの悪循環」となってしまいます。

早めの治療が肝心

筋肉のコリは、早く治療をはじめれば簡単に柔軟性を取り戻すことができます。

しかし、痛みの悪循環を繰り返し、かなりかたーくなってしまった筋肉の場合はそう簡単にはいきません。

筋肉のコリを放置すると、しだいに深部のマッサージなどでは届かない筋肉まで硬くなってしまうからです。

そうなってしまってからでは自分でできるセルフケアやマッサージなどの治療では筋肉の柔軟性を取り戻すのが難しくなってしまいます。

筋肉が硬くなり始めた最初、コリやちょっとした違和感を感じた頃から体のケアをはじめれば簡単に健康を取り戻せます。

違和感を感じたら我慢・放置せず、はやめの対処をおすすめします。

筋肉が硬くなる主な原因5つ

筋肉を硬くしてしまう原因は、ほとんどが下の5つのうちのどれかです。

  • 筋肉を使わなさすぎ
  • 筋肉を使いすぎ
  • 偏った姿勢
  • ストレス
  • ケガ、手術の後の傷跡

詳しくは筋肉がこる原因と鍼治療の効果をご覧ください。

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鍼が筋肉に及ぼす作用

鍼には筋肉を弛緩させる作用と、血管を広げる作用があります。

硬くなった筋肉を鍼で緩めることで神経に対する筋肉の圧迫を無くし、血管の圧迫も改善するので血流がよくなります。

血流がよくなると筋肉内にたまっていた疲労物質と発痛物質が流れ、新たに酸素が供給されることで筋肉に柔軟性が戻っていきます。

何回くらいの治療でよくなる?

軽い筋肉のコリなら1、2回の治療で完治しますが、日常的に痛みを感じるほど筋肉が硬くなっている場合は何回か治療を重ねる必要があります。

そのとき、筋肉が緩みきっていない状態で治療間隔が開きすぎると痛みの悪循環が繰り返され、また筋肉がだいぶ硬くなってからの治療となるのでなかなか痛みが取れないという状態になってしまいます。

効率よく痛みをとっていくためにも、当院ではある程度痛みが弱くなるまでは治療間隔は3日~1週間以内をおすすめしています。

鍼治療後、体内ではなにが起こってる?

鍼治療をすると筋肉内にたまっていた老廃物が全身に流れるので鍼治療後は一時的に疲労感が出ます。

さらに治療した部位では鍼によって刺激された筋線維を修復して柔らかくしようとする働きが起こるので、治療後1時間~2日くらいは筋肉痛のような鈍痛を感じます。

この筋線維の修復までが治療となります。

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北京堂鍼灸 練馬

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この記事を書いた人

深部の筋肉へアプローチする鍼灸師

佐々木

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