主な症状
目の前がぐるぐる回る
ふわふわして真っ直ぐ歩けない
意識が遠のく
目の前が真っ暗になる
物が二重に見える
立ち上がった時に目の前が暗くなる
考えられる原因
良性発作性頭位めまい症
メニエール病
前庭神経炎
突発性難聴
低血圧
脱水症
熱中症
不整脈
低血糖症
貧血
薬の副作用
脳梗塞
脳出血 など
内耳性めまいの鑑別方法
◆良性発作性頭位めまい症
頭を一定の方向に動かしたときのみ起こる回転性めまい
難聴や耳鳴りは伴わない
めまいとともに眼振が起きる
数秒~30秒程度でなくなる
◆メニエール病
急な回転性めまい
難聴・耳鳴り・耳閉感を伴いめまいの消失とともに正常に戻る
30分~6時間続く
日にちをおいて繰り返す
60歳以降にはじめて起こることはほとんどない
◆前庭神経炎
めまいが起こる前に風邪にかかっていることが多い
突然起こり、2~3日激しい回転性めまいが続く
1週間程度は歩行が困難になる
吐き気・嘔吐を伴う難聴や耳鳴りは伴わない
治療方法
病院では原因に応じてエプリー法という運動をしたり薬物療法が行われます。
内耳性のめまいの場合、鍼治療の効果も期待できます。
首や耳の近くに鍼治療を施すことによって頭部や耳の中の血流を正常に戻し、
背中にも鍼を刺すことで自律神経を整えるとめまいが改善することが多いです。
突発性難聴の場合、発症からすぐであれば聴力の改善や耳鳴り・耳閉感の解消も期待できます。
脱水症や熱中症、不整脈、低血糖症などの場合は病院にて治療を受ける必要があります。
また、片側の手足が動かない、ろれつが回らない、激しい頭痛などを伴う場合は脳梗塞・脳出血の可能性があり、命の危険があるため直ちに病院へ行ってください。