不眠症

診断方法

長期間(一カ月以上)にわたり夜間の不眠が続き、日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する状態を不眠症と診断します。

睡眠問題の種類はいくつかあり、
・入眠障害(寝つきが悪い)
・中途覚醒(眠りが浅く、途中で何度も目が覚める)
・早朝覚醒(早朝に目が覚める)
・熟睡障害(ぐっすり眠れたという満足感がない)
などがあります。

精神や身体の不調として感じやすいのは
・倦怠感
・意欲低下
・集中力低下
・抑うつ
・頭重感
などがあります。

不眠症が続くと眠れないことに対して恐怖心が生まれ、なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

睡眠時間よりも睡眠の質が大事なので、
昔に比べて睡眠時間が短くなったという方でも、日中に不調を感じていなければ不眠症ではないので安心してください。

主な原因

ストレス
心や体の病気
 ・高血圧
 ・心臓病
 ・呼吸器疾患
 ・糖尿病
 ・脳出血、脳梗塞
 ・睡眠時無呼吸症候群
 ・ムズムズ足症候群(レストレスレッグス症候群)
 ・うつ病
 …など、かゆみや痛み、発熱などを伴う病気
薬の副作用
カフェイン・ニコチンの副作用
生活リズムの乱れ
環境の変化(音、光、温度、湿度など)
加齢
…など

治療方法

心や体の病気がある場合には、病院で治療する必要がありますが、
ストレスや生活リズムの乱れが原因の場合は鍼治療の効果が期待できます。

首や背中の筋肉を緩めることで副交感神経優位になりやすい身体をつくり、
頭皮の不眠に効くツボを刺激することで睡眠問題を解消していきます。

鍼治療によって体内時計を整え、睡眠の質をあげた後は
日常生活の中で以下の対策を行い再発予防に努めて下さい。

対策

就寝・起床時間を一定にすることが大事です。
休日には夜更かしをしたくなる方もいると思いますが、生活リズムが乱れると体内時計が狂ってしまい睡眠に影響を及ぼします。

お昼寝をする場合は15時までに30分以内にしましょう。

起床時に太陽の光を浴びる。

午後に軽めの運動をする。
ストレスの発散にもなります。

半身浴をしたり、睡眠前にリラックスすることで副交感神経を優位にしましょう。

寝る前にはお酒やたばこは控えましょう。

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