月経痛、月経異常

【月経痛】
月経痛、月経随伴症状は生理前と生理中とで大きく2つに分けられており、
生理前を月経前症候群(PMS)、生理中を月経困難症といいます。
これらは複数の要因が重なり発症すると考えられています。
鎮痛剤や低用量ピルなどの薬物療法をとる方が多いですが、鍼治療によって筋肉を緩め血流を改善させることで症状の緩和を期待することができます。

子宮や卵巣には問題がない場合、鍼治療によって症状の改善が期待できます。

PMSでは鍼治療によって骨盤内の血流を改善させ、さらに日常生活での運動や睡眠の見直しをすることで
症状が緩和していくことが多いです。
また、頭痛や睡眠障害などの随伴症状がある場合はそちらの治療も一緒に行います。

月経困難症の場合、多くは子宮筋腫や子宮内膜症など、子宮に異常が認められるため
原因によって治療方針を考えていく必要があります。

月経痛の鍼治療は主に腰・股関節・足へ行います。
症状が出始めてから治療を開始するより症状が出始める前から治療を開始することで
より高い効果を実感できます。
月経痛に伴い頭痛や吐き気等、全身の症状が出ている場合はそちらも同時に治療していきます。

【月経異常】
月経異常には様々な種類がありますが
ほとんどの場合、ホルモンバランスの乱れが原因となっています。
鍼治療によってホルモンバランスを整えることによって正常な月経に戻すお手伝いができます。
無理は食事制限による急激な体重の減少、子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の異常が原因の場合は病院での治療が中心となります。

月経異常の特徴
・月経周期が短いor長い(正常は25~38日)
・3か月以上月経がこない
・経血の量が少ないor多い、塊がある
・月経期間が長い(正常は3~7日)
・不正出血がある

上記に心当たりがある場合は月経異常の可能性があります。
不正出血がある場合、がんや炎症、子宮に異常がある場合はあるのではやめに病院で検査をしてください。

更年期障害でお悩みの場合、首や背中へ鍼治療をすることにより
ホルモンバランスが整い症状の軽減が期待できます。

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