首が痛くて眠れない…原因と今すぐできる改善策 | 北京堂鍼灸練馬

首が痛くて眠れない…」

「なかなか寝つけない」

「寝ようとすると首がズキズキと痛む…」

「眠りが浅く、朝起きても疲れが取れていない…」

「朝起きた瞬間から首が痛い…」

こんな症状に悩まされていませんか?

特に長時間のデスクワークが続くと首や肩に負担がかかり、夜になっても筋肉が緊張したままになります。

その結果、寝つきが悪くなったり途中で何度も目が覚めてしまったりすることに。

この記事では首が痛くて眠れない原因と、今すぐできる改善策を詳しく解説します。

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首が痛くて眠れない…その原因とは

首の痛みで眠れなくなる原因はさまざまですが、主に以下のようなものが考えられます。


  • 長時間のデスクワークによる首こり・肩こり

  • 姿勢の悪さ(猫背やストレートネック)

  • 枕や寝具が合っていない

  • ストレスによる自律神経の乱れ

  • 病気の可能性

これらの要因が重なると夜になっても筋肉が緊張し続け、寝ようとしてもリラックスできず、首の痛みが悪化しやすくなります。

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首や肩が痛くなるメカニズムを解説

首や肩の痛みは、主に「筋肉の緊張」「血流の悪化」によって引き起こされます。

長時間同じ姿勢を続けると血流が悪くなり、首や肩の筋肉が硬くなります。

さらに、猫背などの悪い姿勢が続くと首にかかる負担が増え、痛みを感じやすくなります。

コロナ禍で在宅ワークをする方が増え、姿勢が悪くなったり運動不足になったりする方が増えました。

首の痛みがひどくなると、寝ようとしても体が緊張してリラックスできません。

痛みを感じると交感神経(体を活発にする神経)が優位になり、寝つきが悪くなることもあります。

また、痛みが続くと寝返りのたびに刺激されて目が覚めてしまい、眠りが浅くなります。

その結果、熟睡できずに疲れが取れにくくなり、翌日も首の痛みが残ってしまいます

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首こりからくる主な症状

首こりがひどくなると、次のような不調が出ることがあります。


  • 頭痛(特に後頭部やこめかみの痛み)

  • めまい、ふらつき、吐き気

  • 目の疲れやかすみ目

  • 手や指のしびれ

  • 胃の不快感(ムカムカ、胃もたれなど)

  • 肩こり

  • 腕がだるい

  • 寝ても疲れが取れない

  • 眠りが浅くなる

  • やる気が出ない

  • 集中力の低下

  • 全身がだるく、重く感じる

これらの不調が続く場合は、早めにケアをすることが大切です。

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首の痛みを悪化させるNG習慣

日常生活の中で、無意識のうちに首の痛みを悪化させる習慣を続けてしまっているかもしれません。

以下のような習慣に心当たりがあれば、見直してみましょう。

1.デスクワーク中に前かがみの姿勢が続く

背中が丸まり、猫背の姿勢が続くと重い頭を支えるために首に余計な負担がかかります。

2.スマホを見るときに下を向きすぎる

「スマホ首」と呼ばれ、慢性的な首の痛みを引き起こす原因の一つです。

3. 枕の高さが合っていない

高すぎる枕は首の角度を不自然にし、低すぎる枕は支えが足りず、首の筋肉が緊張します。

4. ストレスで肩に力が入りがち

人はストレスを感じると体に力が入り、筋肉が緊張してしまいます。

無意識のうちに肩をすくめ、首や肩のこりを悪化させる原因となります。

5. 運動不足で血流が悪くなる

筋肉は動かさないとどんどん硬くなり、疲労物質が蓄積されてしまいます。

6. 首を冷やす

冬の冷たい風や夏のエアコンの風によって首の筋肉が冷えると、血行が悪くなりこりが悪化します。

7. 歯ぎしりや食いしばりの癖

首や肩の筋肉に強い負担がかかり、悪化すると頭痛まで引き起こすことがあります。

8. カバンを片方の肩にかける

カバンの重みに耐えるために体がかたむいてしまい、体のバランスが崩れます。

これらの習慣を見直すだけでも、首の痛みが軽減されることがあります。

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注意!首に痛みを感じる病気

首の痛みが続く場合、筋肉のこりだけでなく病気が関係している可能性もあります。

以下のような疾患が疑われるため、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

頸椎椎間板ヘルニア

首の椎間板が変性し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こします。

※ 症状の特徴 ※

首から肩、腕にかけての強い痛み、手のしびれや筋力低下、手の冷え

頸椎症

加齢により首の骨や椎間板が変性し、神経が圧迫される病気です。

※ 症状の特徴 ※

首や肩の痛みやこり、手のしびれ、手の力が入りにくい、ひどいと排尿排便の障害がでることもある

自律神経失調症

ストレスや生活習慣の乱れにより、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れることで起こります。

※ 症状の特徴 ※

首や肩のこり・痛み、めまい、頭痛、不眠、倦怠感

頸椎捻挫(むち打ち)

交通事故やスポーツで首に急激な衝撃が加わり、筋肉や靭帯が損傷することで発症します。

※ 症状の特徴 ※

首の痛み、頭痛、めまい、腕や手のしびれ

くも膜下出血

脳の動脈にできたコブ(動脈瘤)が破裂し、頭の中で出血する危険な病気です。

※ 症状の特徴 ※

バットで殴られたような突然の激しい頭痛、首の痛みやこわばり、意識障害、嘔吐、けいれん

※くも膜下出血は命に関わるため、思い当たる症状がある場合はすぐに病院へ!

悪性リンパ腫

リンパ組織にできるがんの一種で、首のリンパ節が腫れることが多い病気です。

※ 症状の特徴 ※

首のしこり、発熱、体重減少、全身のだるさ

狭心症

心臓の血管が狭くなり、血流が悪くなることで胸の痛みが起こります。

※ 症状の特徴 ※

胸の痛みや圧迫感(首や肩に広がることがある)、息苦しさ、運動時やストレスを感じたときに症状が悪化

心筋梗塞

心臓の血管が完全に詰まり、心筋が壊死する危険な病気。

※ 症状の特徴 ※

強い胸の痛み(首や肩に放散することがある)、冷や汗、吐き気、意識障害

セルフチェックリスト

首の痛みに加えて以下の症状がある場合は、筋肉の疲労ではなく重大な病気が隠れている可能性があります。

早期発見のためにも、以下のチェックリストを参考にしてください。


  • 強いしびれや麻痺がある

  • 首を後ろに反らすと痛みが悪化し、腕がしびれる

  • 痛みが1週間以上続いている

  • 夜間や安静時でも痛む

  • 手や指の感覚が鈍い

  • 手や指が動かしにくい、力が入りにくい

  • 首にしこりがある

  • 高熱がある

これらの症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

受診する診療科としては、整形外科や神経内科、脳神経外科などが適しています。

病院で異常が見つからなかった場合は、筋肉の疲労が原因の可能性が高いです。

その場合は、鍼治療やマッサージ、ストレッチなどでケアすることで症状の改善が期待できます。

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眠れないほどの首の痛みのセルフケア

首の痛みで眠れないと、疲れが取れず、さらに痛みが悪化することもあります。

セルフケアで少しでも楽になるように、次の方法を試してみましょう。

生活習慣を見直す

正しい姿勢を意識する


  • 頭が体の真上にくるように背筋を伸ばす

  • 20分以上同じ姿勢を続けないようにする

  • 例えば仕事中では、20分に一度背伸びをしたり、首肩を回すだけで筋肉はかたまりにくくなります!
  • パソコンの画面は目線と同じ高さにする

血流をよくする


  • 適度な運動(ウォーキングやヨガ)を取り入れる

  • ジョギングを始めたら首の痛みがなくなったという人もいます!
  • 湯船に浸かって体を温める

首に負担をかけない


  • エアコンの風などで冷やさないようにする

  • ストレスを発散し、筋肉の緊張を和らげる

ストレッチ・マッサージでほぐす

簡単なストレッチ


  • 首をゆっくり前後左右に倒し、筋肉を伸ばす

  • 肩を大きく回して肩甲骨をほぐす

  • ストレッチはできれば毎日、朝晩やりましょう

ツボ押しでリラックス


  • 風池(ふうち)…​後頭部のくぼみにあるツボ。頭痛や目の疲れに効果的

  • 天柱(てんちゅう)…首の後ろの生え際付近のツボ。首のこりや緊張をほぐす

寝具を見直す

枕の高さと形を調整する


  • 首のカーブに沿う高さ(5〜8cmが目安)

  • 横向きになったときに、頭・首・背骨が一直線になる高さ

  • 寝返りしやすい大きめの枕を選ぶ

  • 通気性の良い素材を選ぶ(パイプ、そば殻、ウレタン素材など)

敷布団の硬さをチェックする


  • 腰が沈み込みすぎず、体がしっかり支えられる硬さが良い

  • 柔らかすぎると寝返りが打てなくてこりの原因になります
  • 適度な弾力があり、寝返りがしやすいものを選ぶ

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病院・整体・鍼灸…どこに行けばいい?

首や肩の痛みがあるとき、どこで診てもらえばいいか迷いますよね。

症状に応じた適切な場所を選びましょう。

病院(整形外科)

急に強い痛みやしびれが出た場合

 →レントゲンやMRIで骨や神経に異常がないか調べてもらえます。

鍼灸院

慢性的なこりや痛みが続く場合

    →筋肉のこりをほぐし、血流を改善する施術が受けられます。

ストレスや自律神経の乱れが原因の場合

 →鍼治療は自律神経を整え、リラックス効果が期待できます。

心療内科、メンタルクリニック

長期間の強いストレスや心の疲れがある場合

 →心身のバランスが崩れていると、どんな治療をしてもまたすぐに痛みが戻ってしまうことが多いです。

  まずは心の健康を整えることが大切です。

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根本的に首の痛みを改善するには?

快適な睡眠をとるためには、首の痛みを一時的に和らげるだけではなく、再発しないように根本から改善することが大切です。

首や肩のこりがひどくなってセルフケアでは改善しない場合は、専門的な施術を受けることをおすすめします。

特に鍼治療は深部の硬くなった筋肉をほぐし、血流を促進する効果が期待できます。

また、自律神経を整える作用もあるため、寝つきが悪い人にもおすすめです。

日々のケアに加え、定期的に専門的なケアを受けることで、首の痛みを根本から改善し、ぐっすり眠れる体をつくりましょう。

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まとめ

夜に首が痛くて眠れないのはデスクワークやスマホの使いすぎ、姿勢の悪さ、ストレスなどが原因となっていることが多いです。

長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、筋肉が固まってしまいます。

さらに、枕が合わなかったり、冷えたりすることも痛みの原因になります。

首の痛みは放置すると悪化しやすいもの。

お家でセルフケアをしても痛みが続く場合は、鍼灸院で専門的なケアを受けるのもおすすめです。

鍼治療は深部の筋肉をほぐし、自律神経を整える効果も期待できます。

日々の生活習慣を見直し、首の負担を減らしてぐっすり眠れる体を作りましょう!


北京堂鍼灸 練馬

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この記事を書いた人

深部の筋肉へアプローチする鍼灸師

北京堂鍼灸 練馬
【院長】佐々木

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